腫瘍マーカーは注意事項がいっぱい:CA125のケース

とてもためになる案内の仕方を見ました。

私は常々思っているのですが、腫瘍マーカーという検査は罪であるなと思います。インターネットで検索をするとあまり良い評判は出てきませんが、現実的に健康診断、人間ドックの世界ではがんの発見に役立つ検査という紹介のされ方が多いです。

この検査を疑ってかかればいくらでも情報を得ることはできますが、あまり腫瘍マーカーのことを悪く表現する健診機関はありません。そんな中、面白い表現方法で腫瘍マーカーを紹介している健診センターのウェブサイトを見つけたので参考にしたいなと思います。

いいなと思ったのはこちら

特に主要マーカーの注意事項がわかりやすく書いてあっていいような気がします。以下は抜粋ですが、

当日採血した血液で検査できます。

CEA:大腸がんのスクリーニング
他に消化管・膵臓・肺のがんで高値を示します。

CA125:卵巣がんのスクリーニング
子宮内膜症と子宮筋腫の鑑別にも有効です。
*生理中の方は検査値が高くなることがあるのでお勧めできません

CA19-9:膵臓・胆管がんのスクリーニング
他に肝臓・大腸がん、膵炎、胆石症でも上昇します。

目的
CEA:大腸がんのスクリーニング
CA125:卵巣がんのスクリーニング
CA19-9:膵臓がん・胆管がんのスクリーニング

特徴
CEA:早期がんでの陽性率は非常に低く、進行がんにならないと
なかなか出てこない。喫煙者は異常がなくても陽性になることがある。大腸がん以外にも胃がん・肺がんなどでも陽性になり的が絞りにくい。

CA125:卵巣がん以外に子宮体がん・膵臓がん・胆管がんでも上昇する。妊娠や月経中にも軽度上昇する。子宮内膜症でかなり高い数値をしめすことがある。

CA19-9:小さい段階の膵臓がんでも70%くらい陽性になり、感度はソコソコ良い。胆のう結石や胆管炎などの良性疾患でもかなりの高値を示すことがある。

特に気に入ったのはCA125という検査の説明です。私の勤め先でも女性向けの腫瘍マーカーに位置付けられており、卵巣がんの発見に役立つという表現だけがなされているのですが、生理中の検査は不適切ということはどこにも書かれてはいません。そのため生理中に検査を受けるとかなり悪い値になってしまいます。

人間ドックを受ける受診者さんの立場に立てば、高いお金を払って検査を受けているのに、こんな注意事項があるなら先に言ってよ・・、となるでしょう。

他にもAFPという腫瘍マーカーも女性の妊娠の影響を受けて高値になることがあるので妊婦さんは受けるべきではないと言われている検査があります。ちゃんと情報提供をする仕組みを作らないと健診機関も信用を無くしてしまうかもしれませんね。

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