遠隔読影で健診結果が早くなる?

別に新しい技術でもないのですけどね。

この方法が普及することによって、健診機関はこれまで通りに仕事をすることが出来ています。春の時期などに急激に増加するのは胸部X線検査の読影などが目立ちますが、これは健診実施数に比例するので仕方のないことです。

現在のようにデジタルデータではなくフィルムを現像して読影をしていた時代は医師に来てもらって読影をするしかありませんでした。数日で数千人の学生を撮影するような時期ですから、まともなやり方では間に合わないのです。

一人1分で読影をするとしても(これは適当な数字です)1時間で60人ということになります。通常業務も忙しくないので内部だけでさばききれるものではありません。

そんなわけで外部の医師にもヘルプしてもらうことになるのですが、ここで活躍するのが遠隔読影という仕組みです。これは文字通り遠隔地から読影をしてくれるサービスなのです。

撮影した画像データがあれば判断することが出来るそうで、全国にいる手の空いている医師がアルバイトという形で判断をしてくれます。医師という職業の方の中には非常に働き者の人が多く、夜間を使って処理してくれることも珍しくありません。

この様な仕組みを使ってどんなに仕事が増えても何とか処理できています。しかしながらこの仕組みはタダではありません。医療機関と医師だけで取り仕切っていた仕組みの中に遠隔読影という仕組みを作った業者が仲介することになりますので医療行為に対する取り分はどうしても少なくなってしまうことになるのです。

この様に技術の進歩はこれまでには出来なかった仕組みを導入することに一役買いますが、そのコストの全てを健診機関が追うことはできません。そのため良い仕組みのためにはサービスの利用者一人一人への負担も増すことになるのです。

早い結果報告を求める場合、値段が高くなるのは避けられないことなのかもしれませんね。

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