人間ドックとデータの自動取得について

自動取得の導入に戸惑うという現実

最近の健康診断では、リストバンドやリライトカードなどを駆使してペーパーレスでの健康診断を実現しているケースが少なくありません。紙に書くのはすでに時代遅れであるという考え方があり、導入しているところはすでに珍しくなくなっています。

実は私の勤め先もデータの自動取得を実現しているのですが、完全に紙の運用を無くすことが出来ているかというとそうでもないのです。その話の前にデータの自動取得をまとめてみましょう。

~健康診断のデータ自動取得とは~

体重計に乗ったときに表示される数字を紙に転記し、転記した数値をデータベースに打ち込むというのが従来型の方法です。

自動取得の場合には計測機器(この場合は体重計)とサーバーをオンラインでつなぎ、データを直接サーバーに取り込むのです。

このことによって転記ミスや入力確認作業を省くことが出来るという夢のシステムです。

そんな前評判でかなりの投資をして導入したのですが、実際のところは確認なしでOKとすることが出来ないというのが実情だったりします。

このことは現場の人であれば理解できるのですが、主にシステム開発の人や偉い人などには理解してもらえないところがあります。不思議な話ではありますが、時々おかしな数字が入るので確認を完全になくすことはできないのだそうです。

例えば身長なんて言うものは姿勢一つで変動するものですし、血圧も緊張しやすい人は初回だけ極端に血圧が高かったりします。そのような問題が生じたときに現在の仕組みでは上手に自動対応することはできません。前回値との確認も必要になりますし、何かと課題がありますね。

プログラムは思ったように動くのではなく、書いた通りに動くと言いますが、データの自動取得も同じで読み取った通りに登録することになります。測定が適切であったかどうかを判断することは今はまだ難しいというのが実情ですね。

後からデータで確認をして極端な差異を検出することは容易ですが、その時には本人はいません。そのような事情から紙の運用を無くすことに成功できていないのです。見た目だけしっかりしているのにやっていることはアナログというのはどこでもあることですが、割と多いですね、そういうこと・・。

そんなわけで現場に近い人ほどデータの自動取得を盲目的には信じておらず、確認の対象にしています。確認をせずに済むことを前提に考えていた層からすれば何という無・・ということになるのですが、それはまた別のお話ですね・・。

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