お客さんからやりたいと言われた検査(アミノインデックス)

最近では先方から希望されて検査をすることがあります。

ここ数年でインパクトを感じたのはアミノインデックスですね。血液検査で沢山の種類のがんの検査が出来るというのが売りになっている血液検査です。私の勤め先で一般的に行っているものではありませんので、希望があり次第外部委託するという仕組みになっています。

ところでこれ、味の素株式会社の商品なんですね。最近になって様々な企業が医療にかかわるようになってきたなと良く感じます。多分、長年研究してきた実績があり、それを活用し始めているということなのだと思いますが、様々な研究成果が開花してきているようでこれからの新しい検査に希望が感じられるような気がします。

私の職場の事務方の人が最初にこれを見た時に一言、これを受けるなら腫瘍マーカーを全種類受けた方が安いんじゃない?と言いました。ここはかなり重要なポイントなのでしょうね。一般ユーザーにはアミノインデックスも腫瘍マーカーも同じ種類の物であり、がんの早期発見に役立つ検査と言う位置づけになってしまっている可能性もあるのだなと感じました。

私もそんなに詳しくはありませんので、正確にはアミノインデックスを紹介している味の素のウェブサイトを確認すべきでしょう。簡単に説明すると腫瘍マーカーが現実的にがんの早期発見にはあまり役立たない一方で、アミノインデックスは様々ながんにかかるリスクを検査することが出来るものと言う位置づけになっています。通常の腫瘍マーカーでは中々機能しない早期のがんにも役立つとされていますので、そこが腫瘍マーカーとの違いですね。

勿論血液検査だけでがんの特定が出来るわけではありませんので、この検査で陽性が疑われる場合には精密検査を行うことになるでしょう。そういう意味では腫瘍マーカーの場合とそれほど変わりません。当然ながら健康保険も使えませんのでそれなりに高額なお金を支払うことになるでしょう。

この様に様々な検査が新しく登場してきています。健康診断や人間ドックを提供する医療機関としても随時対応していきたいところではありますが、それを実施するだけが仕事ではありませんので、ある程度中身を理解する必要があります。結果に対して医師が説明を求められる局面も当然存在していますので、引っかかったら病院で精密検査をしてくださいだけで済ませるわけにもいきません。次につなげていくことが求められる健診機関ではある程度検査が普及してからでないと中々案内することも難しい部分がありますね。

いつか、より優秀な血液検査が生まれたらそれに一本化される日も来るのかもしれませんね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする