60代以降に私がお勧めしたい人間ドック

予算と体調に応じてお好みで検討を

60代を超えて充実した人間ドックを受ける人は40代や50代に比べてそれほど多くないような気がします。これくらいの年になると誰でも何かしらの持病を盛って通院しているケースが多いからなのかもしれませんが、比較的安価な内容の人間ドックを受ける人が多い感じがします。定年を迎えて収入が下がる人が殆どですので当然かもしれませんね。

この年代になるとどのように人間ドックを受けるかについては予算と体調に応じて検討するのが良いでしょう。かかりつけの医師がいる場合には相談するのも一つの手段です。60代の場合には健康保険組合の補助金も出ますので、予算の許す限り定期的に検査を受けるというのも勿論有効な健康維持のための方法です。

通院していれば必要ない?

質問をされて返答に困ったのが、何かしらの病気で通院治療をしているのであれば人間ドックは必要ないのかと言うものです。これには即答が出来ませんでした。そもそも目的としていることが違いますので営業トークとしては「病気の治療対象となっていないところに何かしらの問題がないのかを探せますので人間ドックも受ける方が良いですよ」と言えば済むのですが、実際のところどうなのでしょう。

そんなわけで何人かの医師に意見を聞いてみました。医師と一括りにしても様々な経験と考え方がありますので判断も様々です。例えば次のような意見がありました。

病気の治療については特定の範囲内でしっかりと診ているけれども、それ以外の部分まで常にカバーしているかと言えばそうではないのが現実です。なので治療中であることをしっかりと伝えたうえで人間ドックを受けることは一定の意味があるのではないでしょうか。

本人からの申し出がないとわからないこともあるので、健康であることを前提に幅広く検査をする人間ドックには治療の現場では得られない情報を得ることが出来るチャンスがあります。

定期的に検査を実施していますので、適切に医師と患者間でコミュニケーションがとれていれば特に必要がないのではないでしょうか。保険が利かないので負担も大きいと思いますので特におすすめはしていません。

複数の情報源があることによって混乱するくらいなら人間ドックをしない方が良い事もあるのでは?

以上の様に賛否両論です。この様な事情から、決して軽くはない検査費用と体調に相談しながら自分なりの付き合い方を見つけるのが良いと思います。

70代以降は補助金もなくなるのが一般的

60代の内はまだまだ元気な方が多いので40代や50代と同じように考えるのも十分にありです。しかしながら70代になると様々な部分が変わってきますし、特に75歳になった日からは後期高齢者と言う新しい括りに入ることになります。私が知る限り、そこから先にはほとんど補助金制度はなかったように思います。この年齢以上で人間ドックを受けている方はあまりいません。

しかしながら人間ドック自体は自分の考えで利用することが出来るものです。健康で長生きが出来る社会を目指している今、今後は需要が高まっていくかもしれませんね。もしかしたら臨床の現場でより価値のあるサービスが始まるかもしれません。出来るだけ価値のある内容を提供できるように努力しなければなりません。

そう言えば私の勤め先の健康診断のデータベースでは最高齢が101歳になっていました。施設に出向いての健康診断で、入所している方の胸部X線撮影です。人間ドックとは全く違いますが、徐々に検査項目が減って最終的にはシンプルなものになっていくようですね。

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