人間ドック学会基準2018への対応ハードル

トラブルが無いようにするのは結構大変です。

人間ドック学会の基準と言うものは定期的に見直されるのですが、実際のところその基準に従って運用している健診機関ばかりではありません。

私の勤め先は比較的従って対応をしようとしてはいますが、それでも「うーん」と言う部分はあって、そこに関しては従っていません。勿論、ここでいう「うーん」は医師の見解ですよ。

私たちがこの様な基準を採用するに当たって最も気を遣うのは、その結果を受け取った人にとって利益になるかどうかです。この部分を気を付けないとクレームになってしまうこともありますし、無駄な病院受診をさせてしまうことにもつながります。

この様なポイントを確認してデメリットが最小になり、メリットが最大になるように調整をしています。

私たちが対応を始めるのは2019年になるでしょう。結構ボリュームがあるので大変なんです。この辺りは小規模な健診機関の方が細やかな対応が出来るでしょうね。

よくある基準変更時のクレーム

*去年は正常値であったものが、今年になって急に異常値になった。今まで病院に行っていなかったが大丈夫なのか。

*去年と結果が全く同じなのになんで判断基準が変わるのだ。適当な基準を使っているのではないのか。

*去年は病院に行けと言ったのに、今年はいかなくていいとはどういうことだ。いい加減な仕事をするな。

*こんな程度で病院に行けとはどういう考え方をしているのだ(医師)

*保険に入れなくなった。結果を訂正してくれ。

・・・とまぁ、色々です。

こんな時に人間ドック学会の基準がこうだから・・・で納得してもらえればよいのですが、一般の方にとってこの学会基準はそれほど重要なものではないのですよ。学会なんて山の様にありますので、健診機関の医師にとっても人間ドック学会の権威はそれほど高いものでもないようです。

そしてそれは一般開業の医師の場合にも当てはまります。開業医から年に数回はお宅の基準はおかしいと電話が入るそうで、結構苦労をしています。どうやら専門性の高い学会のスタンダードと人間ドック学会のスタンダードは少し違いがあるようですね。

いつだったか、血圧の基準のことが問題になっているとニュースになっていたこともありました。結局どうなったのかはうやむやになったと記憶していますが・・・。

先日テレビで、かつては常識の様に知られていた健康常識が今では間違いであるということが分かったという特集があり、面白いなと見ていました。血液検査などの基準についても医学の進歩に伴って変わるものなんですよね。

特に衝撃だったのは血中コレステロールの食生活による影響は軽微であるという点です。卵を何個食べても良いというのはうれしいお話でした。管理栄養士さんたちは長年指導をしてきたことを否定されるのでしょうか?まぁ、脂質だけを指導してきたわけではないのですけどね。

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